Virage Coupe Marron Black

山中です。

ショールームに展示中のVirage Coupeマロンブラックをご紹介させていただきます。
大変に上品なブラックメタリックで、Virageに合う素敵な仕様となっています。

マロンブラックのカラーについては、10月26日のブログでも紹介させていただいた通り、角度によってはブラウンに見えるメタリックカラーなのです。
その微妙なカラーが実にアストンらしい。


黒過ぎないブラックに収まっているので、ボディーのラインや抑揚がわかります。
このVirageのボンネットヴェントは、Virage専用のデザインにチタニウムシルバーメッシュを組み合わせたものです。
Virageのボンネットヴェントには、標準/チタニウムシルバーメッシュ/ボンネットルーバー+チタニウムシルバーメッシュの3つがあるのですが、ちょうどサービスセンターの清水がこのことについてブログ内で書いているので、そちらを見ていただくとして、私の方では割愛をさせていただきますね。

ホイールは標準装備となる20インチ5本スポークシルバーペイントです。
先日の紹介した10本スポークデザインのものや、シルバーペイント以外のフィニッシュを採用したホイールはオプションです。

さて、インテリアの方はと言いますと、オブシディアンブラックレザーのモノトーンインテリアに仕上げられています。
真っ黒ではつまらないので、アクセントにガレナシルバーのステッチとピンストライプウェルトを入れてあります。

ブラックコーディネートですからフェイシアもピアノブラックにし、調和を取ります。

インパネやセンターコンソールを見るよりも、シート全体を見た方が、アクセントとしていれたガレナシルバーのウェルトとステッチがよくわかります。
多くのステッチラインがありますが、しつこすぎることもなく、単調過ぎることもなくちょうどいいかなと思います。

ヘッドレストやリアシートの間にアストンマーティンウィングロゴの刺繍を入れてありますが、これらもガレナシルバーにしてしまうと、インテリアがシルバーの糸でにぎやかになり過ぎてしまうので、ここは敢えてブラックにしてあります。
気付くと、オッとなるちょっとしたこだわりのような刺繍です。

折角ですのでアストンマーティンモデルレンジの中でもVirageにだけ取り入れられているピンストライプウェルトとウェルトステッチについて写真を使って説明をしたいと思います。
下の写真で、真ん中を横断するように走っている太いラインがピンストライプウェルトと呼ばれる部分で、それを挟み込むように走るステッチがウェルトステッチです。
ブラックのレザーの上にシルバーのピンストライプが乗っているだけに見えますが、これは相当に熟練の技術と手間が必要となる処理なのです。

断面を見てみると、構造がよくわかります。
二枚のレザーで、細く切った別のカラーのレザーを盛り上がるように挟み込み、それをステッチで縫い合わせて固定していくのです。

これを蛇行させずに真っすぐになるように仕上げていくのです。しかもミシンを使って!
この複雑で絶妙な作業は、コンピューターでは出来ないのでしょう。
熟練工がミシンを使って作っているというのが、まさしくクラフトマンシップの表れであり、アストンマーティンならではの部分と言えます。

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