ASTON MARTIN

design デザイン

V8ヴァンテージは、すべてのアストンマーティン車に共通するオールラウンドな性能を誇りつつ、0-100km/h(62 mph)が4.9秒、最高速度290km/h(180mph)という素晴らしい走行性能を発揮します。
しかしこれらの数値だけですべてを語ることはできません、なぜならV8ヴァンテージは軽量素材の使用、優れた重量配分、効率的なエアロダイナミクス、特筆すべきエンジンなど卓越した設計および工学技術の集大成だからです。
アストンマーティンの4.7リッターV8エンジンはドイツのケルンにある専用のエンジンプラントで手作業によって組み立てられます。
軽量でコンパクトなオールアロイ製ユニットは高性能でありながら低レンジから優れたレスポンスを発揮します。
5,000 rpmで最大トルクの470 Nm(346 1b ft)を出力しアイドリング回転数をわずかに上回るだけの1,500 rpmでその77パーセントを発揮します。
この特性が極めて高度なV8ヴァンテージの扱いやすさと運転する楽しさを実現しています。
アクセルを踏み込むとV8はスムーズに回転を上げ上品で爽快な走りへと誘います、驚愕とも言えるV8ヴァンテージの性能を実現している要素はパワーとトルクだけではありません。

そのオールアロイ製の軽量な構造もクラス屈指の強度と剛性に寄与しており、同様に重要な要素です。
フロントミットマウントエンジンとリアミッドマウントトランスミッションという配置、重心の低下とフロントーリア重量配分の最適化に貢献しています。
俊敏性と絶妙なバランス、完璧とも言えるハンドリングはその結果なのです。アストンマーティンの伝統に従ったV8は、力強いだけでなく音楽的でもあり、五感を刺激します。ボア&ストロークは、出力とトルクのバランスが良くなるよう最適にセッティングされています。共鳴吸気システムにより性能が向上し、刺激的なエンジン音を響かせます。可変吸気カムシャフトタイミングも、低速域のスロットルレスポンスや中速域のトルクを改善しています。排気システムは極めて効率的です。シリンダーの各バンクには4-2-1タイプのマニフォールドを搭載しています。これはレースカーによく見られる配置で、息付きが改善され、結果として性能が向上しました。特殊なバイパスバルブにより低速時の排気音が低く抑えられ、高回転時にはこのバルブが開いて排気システムの圧力を減らして出力を高めるとともに、より刺激的なサウンドを生み出します。

V8ヴァンテージのハンドリングは優れたレスポンスを発揮します。
またアストンマーティン独自のオールアロイ製VH(垂直・水平)プラットフォームが優れたバックボーンとなる一方、軽量合金のマグネシウムや最新の複合素材などの高度な素材をボディに使用し軽量化とクラス屈指の高い剛性を実現しています。慣性モーメントが低く、絶妙な重量配分になっていることも、この理想的な敏捷性に貢献しています。
V8ヴァンテージは重量を可能な限りホイールペース内に集中するために前後のオーバーハングを最小限に抑えています。
エンジンはフロントアクスルラインの後ろキャビンのすぐ前に位置し、事実上フロントミットエンジンレイアウトになっています。
ドライサンプ潤滑により、エンジンを車両の低い位置に配置できることで車両の重心が下がりコーナリングでのGフォースによってエンジンへのオイル供給が妨げられる危険が最小限に抑えられます。
トランスミッションはリアアクスルより前にリアミッドシップレイアウトで搭載されており、重量配分をさらに改善しています。
また剛性の高いアルミ成型のトルクチューブでエンジンに接続されており、驚くべき強度と軽さを誇るカーボンファイバー製のプロペラシャフトを格納しています。

シフトの素早い6段マニュアルギアボックスは、V8エンジンの特性と完璧にマッチするギアレシオに設定されています。
またかねてから高い評価を得ているアストンマーティンの電動油圧式トランスミッション「スポーツシフト」も選択可能です。
このパドルシフトタイプのギヤボックスは約200ミリ秒という正確なギヤシフトを実現しており、一層スポーティな走行を提供します。
パドルを使用していない時には「オートドライブ」モードを選択することにより、状況に合わせて適切なギヤが自動的に選択されます。
さらに「コンフォート」モードにすればより穏やかなギヤチェンジが可能です。
V8ヴァンテージの軽量で頑丈なボディ構造は完全独立懸架式ダブルウィッシュボーンと融合して、卓越したハンドリング性能と優れた乗り心地を実現します。懸架式ウィッシュボーンとダンパーはアルミ製でステアリングラックは前輪の前部にしっかりと取り付けられ、一層優れた操縦性と迅速で正確なフィードバックをドライバーに届けます。
この取り付け方はレーシングカーでは一般的ですが、公道を走る一般車ではほとんど見かけません。

オプションのスポーツパックは軽量の5スポーク鋳造アロイホイール、ダイナミックな応答性を一層高めた改良型ダンパー、改良型スプリング、そしてクーペについては改良型リアアンチロールバーが採用されています。
このオプションは高速走行時のボディコントロールと敏捷性およびドライバーへのフィードバックの精度をさらに高めます。
V8ヴァンテージの頑丈なボディ構造により路面とハンドルの間で優れたコミュニケーションが行われ車両の挙動を忠実かつ正確に伝えるため、速度を問わず適切な制御と期待通りのハンドリングをストレートに体感できます。