ASTON MARTIN

ENGINEERING エンジニアリング

V8ヴァンテージの本質はその厳密性と敏捷性です。オールアロイ製構造が極めて高い剛性を実現し、衝突時のエネルギーを吸収する車体前後の変形衝撃吸収構造が安全性をさらに高めています。
また太いシル、強固なルーフピラー、ドアインパクトビーム、ダッシュボードと足元の頑丈な構造により横方向の衝撃からも乗員をしっかりと保護します。
ドライバーと同乗者のいずれもがデュアルステージエアバッグ(事故の程度によって2段階の1つが展開されます)とサイドエアバッグによって守られています。
燃料電池はアルミケースに格納された上で車体中央に搭載されており安全性だけでなくバランスとハンドリングも高めています。
V8ヴァンテージには数々のエレクトロニックセーフティエイドが搭載されており、事故発生のリスクを回避しています。
ABSやトラクションコントロールに加えダイナミックスタビリティーコントロール(DSC)が車輪のスリップや駆動力のロスを防止し電子制御制動力配分システム(EBD)がブレーキバランスを最適化し、エマージェンシーブレーキアシスト(EBA)はドライバーが緊急時にブレーキをかけた時に自動的にフルブレーキをかけます。

さらにポジティブトルクコントロール(PTC)がエンジンブレーキ使用時に後輪のロックを防止するのに役立ちます。
前輪に直径355mm、後輪には330mmのいずれもベンチレーテッド式溝付き大径ディスクブレーキを装備しており確実な制動力を確保しています。
フロントのLEDインジケータとサイドランプは360個のLEDを使用したリアのライト。ブレーキランプ、および方向指示器ランプと連結しておりオプションでキセノンロービームも装着できます。
LEDは瞬時に点灯するため、緊急停止時には後続の車両に貴重な反応時間を与えます、ヴァンテージロードスターが万一転倒した場合にはセンサーが感知しトノカバーから2本のロールバーが瞬時に展開されます。
V8ヴァンテージに対しては広範囲に及ぶテストと開発プログラムを実施し、その中で50のプロトタイプが50万マイルを超える走行による厳しいテストを受けています。

具体的には車外温度が常時48℃、車体温度が87℃にまで達するドバイで最高速での走行を含む12,000マイル以上もの砂漠走行を敢行し、イタリアのナルドにあるテストコースでの計37,000マイルに及ぶ高速走行テスト、世界で最も手強いサーキットとされるドイツのニュルブルクリンク・ノルトシュライフェでの広範囲に及ぶテストを行いました、さらにはスウェーデンで氷点下30℃という環境での寒冷テストも行っています。
アストンマーティンのエンジンスタートは最高の瞬間です。
3スポークのステアリングホイールに向かって座り、マルチポジションの電動調節シートを設定します。
手縫いの本革リムの質感を感じ、操作系が使いやすく配置されていることに気づくでしょう。
ドライバーがパワフルなV8エンジンと交わす最初の対話、つまりエンジンのスタートは、伝統と高度な技術が織りなすステージへの第一歩で、それはまるで劇場にいるかのような感覚です。
点火はステンレススチールとガラス製のECU(エモーションコントロールユニット)が制御します。
このECUは高級時計と同様の高い質感と精密さを持つよう設計されています。

ECUを従来型の透明ガラス製のスターターボタン内に配された特殊なドッキングステーションに挿入し、スターターボタンに完全に押し入れるとエンジンが点火します。
もう1度ECUを押すとエンジンが停止し、ECUがボタン内のスロットからゆっくりと出てきて取り外せるようになります。
インストルメントパックは精巧に加工されたアルミニウム製で読みやすい3次元形状をしています。
わかりやすくシンプルなデザインにするため、警告灯はメッシュ状のアルミ製カバーの後ろに隠れ、点灯時にのみ見えるように設計されています。
センターのメッセージディスプレーは、アストンマーティンが開発した製法による有機発光素子(OEL)が使用されており、従来のLCDよりもさらに読みやすくなっています。